この「子どもたちとマナー」シリーズは
今日で最後です。

最後は、「子どもが見ているよ」ということについて。

これもFacebookで頂いたコメント、
そして実際にお目にかかった方との会話で、
「でも、大人のマナーが問題でしょう?」という
ご意見をたくさん頂きました。

本当にその通り。

以前も書きましたが、
大型スーパーで、
カゴに入れた商品を
全く別の場所に戻している人を見かけました。
男女二人連れの女性が、
ポイッと別の棚に戻したのですが、
それを見ていたパートナーが
「おまえ、それは・・・・・・」と
とがめたのです。
私も内心、その通り!と思いました。
が、それに対して彼女、
「何言ってるの。なんのために店員がいるのよ!」と
強い調子で反論したのです。
確かに商品を並べるのは店員さんのお仕事のひとつですが、
身勝手なお客さんが勝手な場所に置いたモノを元に戻すのは
店員さんの仕事?

また、FacebookやTwitterでよく話題になる
電車の中でメイクを仕上げて行く女性の話。
メイクというのは、プライベートな場所ですべきものでしょう?
という意見に対して、
「誰に迷惑かけてるの!?」という反発。

「ベビーカーをお使いの方は周りの方に配慮してください」、
という電鉄会社からのお願いに対して
「配慮すべきは周りの人でしょう?」という反発。
「車いすならともかく、ベビーカーは使ってる人が周りに配慮すべきでしょ」
という反論。

マナーは人と人が気持ちよく過ごすためのもの、
なのに、その人とひとの気持ちがすれ違っていて、
どうも居心地が悪くなっているなあと感じる今日この頃です。

自由に意見を交わすことは大事だとは思います。
一方的に自分の価値観を押しつけることは
良くないことだとも思います。

でも、このやりとりからは
確かにそうですね、と相手の意見を一旦受け止める余裕も感じられないし、
相手はともかく、自分はすべきことをしよう、
という前向きな気持ちも感じられません。
みんなが気持ちよく過ごすために、
自分は今どう行動すればいいか、という視点からははずれている。

やはり人として、何かが違うと思います。

そして、強い口調の主張や反論に、
敏感に反応する人が
どんどん周囲の目を気にして萎縮し、
必要以上の配慮をエスカレートさせていく世の中。

とても成熟しているとは思えません。

「よりよいおもてなしをすべき」と
過剰なサービスを要求し、
業者がそれに応えていくことは、
決していいことばかりではないと思います。

私は、もう大人が議論していては間に合わない!
子どもはどんどん大人になっていってしまう! という
切迫した危機感を抱いています。
だから、ジュニアマナーズ協会の理事を
力不足を承知でお引き受けしました

でも、大人が何も考えなくてもいいとは考えていません。
大人たちも今一度「本当のマナーって何?」ということも、
しっかり考えて行かねばならないと思っています。

子どもたちは大人を見て育ちます。
今の自分のありようが、
お手本たり得るのかどうか。

周囲の人を
マナー違反だ!と責め立てるけれど、
では、自分はどうなのか。
みなさんはどうですか?

私自身、ジュニアマナーズ協会に関わりを持つようになって、
改めて知ったこと、学んだことがたくさんあります。

ジュニアマナーズ協会では、
社会人のみなさま、
特にお子さんを指導する立場のみなさまへの研修も
積極的に実施しています。

どうぞお気軽にお問い合わせください。
ここをクリックして頂くと、
協会のサイトにジャンプします。

また、ジュニアマナーズ協会の本
お子さんが自分で学べるように、
総ルビになっています。
大人が読んでも「へぇ~」と思うこともいっぱいです。

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子どものマナーについては、これからも話題にしていきたいと思います。
でも、このシリーズはいったん区切りをつけて、
次の話題に入っていこうと思います。