Facebookでのコメントでも、
実際にお目にかかった方との会話でも、
「やりすぎマナー」のことが話題になりました。
(というか、こういうのはマナーとは言わないのでしょうが)

その中に、
体育会の学生時代、
「あの電車には先輩が乗っておられる」と想定し、
通過する電車にも頭を下げるのが習わしだった、
という方がいらっしゃいました。

あの宝塚音楽学校では、
下級生は上級生より前に出てはいけないので、
最後尾の車両に乗り、
電車が見えなくなるまで一礼して見送る、
というのが決まりだったそうです。
↑これは私が高校時代にも目撃しました。
今は違うのかな?

通り過ぎる電車におじぎ?

でも、どう考えてもそれはやり過ぎですよね?
あの理不尽さに耐えられたから、
後の人生でもさまざまな逆境に耐えられた、
という人もいますし、
今振り返れば笑い話としても、です(~_~;)

同じように、
学校や会社が今日に至るまでの
どこかの段階で
強い発言力のある誰かによって、
こじつけられたものが、
連綿と受け継がれている、ということ、
ないでしょうか?

私の中学時代は、
部活の先輩に会ったら必ず立ち止まって
「おはようございます」「こんにちは」と
大きな声であいさつする、というきまりごとがありました。
授業で移動するときにも、
みんながそれぞれの部活の先輩に口々にあいさつするものだから、
先生に「いいかげんにしなさい!」と怒られたこともあったなぁ・・・・・・。

こういうのは、どこかで誰かがストップをかけないと、
どんどんエスカレートすることになりますよね。

新入社員は歓迎会で先輩社員全員にお酌する
なーんてのは、
過去の遺物になりつつあるのでしょうか?

子どもの頃からきちんとマナーを身につけておく、ということは、
こういう「とんでもマナー」と
本当の思いやりから生まれたマナー、
の見分けがつくようになる、
ということでもあります。

少なくとも、自分が先頭を切っておかしなことを言い出さない、
誰かがおかしなことを言い出したときに
「それはちょっと行き過ぎです」と言える、
そんな人になるための、基本のところは身につけられるでしょう。

ジュニアマナーズ協会の本
ご購入はこちらから↓

こちらも増刷完了しています!

にほんブログ村 シニア日記ブログ いきいきシニアへ
にほんブログ村

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

私はエクスペディアから航空券やホテルを予約しています!